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【通常医療】化学療法
化学療法とは、20世紀の初頭にドイツのエールリッヒ博士がはじめて使った言葉です。
がんの化学療法は、化学物質(抗がん剤)を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する治療
法です。
抗がん剤は、投与後血液中に入り、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃し、破壊します。
どこにがん細胞があってもそれを壊滅させる力を持っているので、全身的な効果があります。
がんは全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、次第に全身に
広がって(転移)、全身的な病気になります。主ながんの治療法のうち、外科療法と放射線療法は局所的な
がんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、
全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。
全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考え
られます。
抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行
がんも治療できるようになりました。
これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が
重要になると考えられます。
「国立がんセンターがん対策情報センター」より
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